うなぎ・川魚料理店 川松
東久留米市前沢

東久留米市の前沢エリアにある「うなぎ・川魚料理店 川松」は、創業から50年にわたり、多くの人々から愛される鰻の名店です。
お店は3階建てで、ゆったりした空間にテーブル席や座敷、個室があり、普通の会食から、七五三・法事・接待など様々な用途で過ごすことができます。
創業者の松本さんにお話を伺いました。
松本さんは50年前、32歳のときにこの場所で鰻屋を始めました。
それまでは、いまは無き所沢の鰻の名店「新妻」で8年間修行をしていたそうです。
独立して自分のお店を出そうとした際には、1年半ほどタクシーの運転手として働いて、仕事をしながら色々な場所を見て回ってお店を出す立地を考えていたそうです。
でもあちこち見て回った結果、「まずは小さく始めるんだから、頑張ってやっていったらどこでもいいじゃないか」と思って、親の土地があった今の場所でお店を始めたそうです。
川松がある前沢エリアは、今でも畑がポツポツと点在していますが、創業当時は畑と田んぼしかないような場所だったそうです。
ですが、他に飲食店がなかったこともあって、創業当初からお客さんは来てくれたそう。
そこから50年、いまでは有名人もお忍びで来るような鰻の名店になっているのはすごいですね。


「川松」という店名の由来は、子どもでも覚えられるシンプルな名前がいいと思って、「川魚を扱う松本」という意味で「川松」と名付けたそうです。
川松では鰻だけでなく、ナマズやドジョウ、鯉などの川魚の料理も楽しむことができます。
特にドジョウの唐揚げや鯉のうま煮、信州サーモンなどが人気。
一品物やコース料理も充実しています。


鰻はすべて国産のもので、鹿児島、静岡、愛知、高知などから仕入れているそうです。
今回は、うな重と鯉のうま煮を注文させていただきました。
うな重は、適度に脂がのったふっくらとした身に、パリッとした香ばしい皮、それにさっぱりした甘さ控えめのタレがかかった鰻に、自家製米の魚沼産コシヒカリのご飯のバランスが素晴らしく、美味しくいただきました。
鰻のタレは、創業当時から変わらない味を大切に守り続けています。
タレはいまでも松本さんが作っているそうで、継ぎ足しながら、味を変えずに同じものを作り続けています。
松本さんは、お客様が喜んでくれたり褒めてくれたときが1番嬉しいと語ります。
「50年間いろいろあったけど、あっという間だった」と話す松本さん。
2024年はちょうど創業から50周年ということで、3月までキャンペーンも実施するそうです。
キャンペーンの詳細は公式ホームページやSNSでチェックしてください。


上品な味わいの鰻と、濃厚な旨味の鯉のうま煮を美味しくいただきました。
秋篠宮文仁親王もお店に立ち寄られたこともあるそうで、特別な日の食事に最適です。
松本さんのお話のなかで、創業時にタクシー運転手をしながら立地を探していたというお話が個人的にはとても印象的でした。
様々な可能性を検討し、改善していく姿勢が50年続く老舗の名店を創り上げたのだなと感じさせられました。
うなぎ・川魚料理店 川松
地図
公式ホームページ
https://www.instagram.com/unagi_kawamatsu/
住所
東京都東久留米市前沢1-6-10
電話番号
0120-28-1157
営業時間
11:00-21:30 (ラストオーダー20:45)
水曜日(祝祭日は営業)
※メニュー内容や営業時間などは取材時のものです。最新の情報はお店に直接ご確認ください。