東京都東久留米市の前沢・滝山エリアのお店を紹介しています

味松【東久留米市滝山】

味松

東久留米市滝山

東久留米の滝山エリアにある「食堂 味松」は、関西出身のご主人が営むアットホームな居酒屋です。

店主の松平さんは、和歌山県出身。

地元の学校を卒業後、大阪の飲食店で働き始めてからは、ずっと料理のお仕事をされています。

とくに和食の経験が長く、大阪や京都の料亭や割烹のお店で板前をしていたこともあるそうです。

でも、松平さんにとっては、料亭や割烹の格式高い雰囲気よりも、気軽に立ち寄って楽しんでもらえるお店のほうが性に合っているそうで、その思いが味松のアットホームで気さくな雰囲気にも表れています。

お店をオープンしたのは3年前のこと。

東久留米に住みながら都心まで働きに出ていた松平さんですが、家の近くでお店を出したいと物件を探していたところ、現在のお店に出会います。

ガラス張りで外から中の様子が見えやすいところや、L字型の大きなカウンターがあって厨房からお客さんが楽しんでいる様子を見渡すことができるのが気に入っているそうです。

黄色い大きな看板も、道路から目立ちますね。

松平さんのイチオシメニューは関西うどん。

出汁の香りが豊かな大阪のうどんは、東京ではなかなか味わえません。

お店に入った瞬間に、出汁の良い香りが伝わってきます。

本来の大阪うどんは、太くて柔らかい麺を使いますが、味松ではひと工夫して細麺を使っています。

いろいろ検討した結果、味松の出汁には細麺がマッチしたそうです。

結果的に、ファミリー層も多いこのエリアでは、子どもからお年寄りまで、関西うどんは食べやすいと大人気だそうです。

このエリアのお客さんは関西出身の人も多いそうで、最初は標準語を話していたのに、関西うどんを食べたら「懐かしい」と言って関西弁に戻る人もいるとか。

味松のポリシーは、料理の美味しさはもちろん、来店したお客さんが笑顔で帰ること。

和食の技術を活かしつつ、居酒屋スタイルで気軽に楽しめるようなメニューを提供しています。

メニューには中華風のものや洋食もあり、お客さんの客のニーズに合わせて工夫しています。

特徴的なのは、一人客にも優しいメニュー設計。

一品料理をリーズナブルな価格で楽しめるから、一人のお客さんも色々な料理を楽しめます。

店主の松平さんの「こんな店があったらいいな」という思いからこういうスタイルにしたそう。

お店は店主と奥さんで切り盛りしていて、客層も20代から80代まで幅広いです。

「地域の人に愛される店を目指してる」と語る松平さん。 居心地の良い雰囲気と家庭的な接客が味松の魅力です。ぜひ一度足を運んでみてください。

取材メモ

取材に行った筆者も同行者も以前関西に住んでいた経験があります。
普段は東京と関西の料理の違いを意識することもないのですが、味松の透き通った、出汁の香りが引き立つ関西うどんを食べたら、「懐かしい!」と思って一気に食べちゃいました。
とん平焼きもとっても美味しかったです。

味松

地図